認知症

北大:海馬の神経細胞、カフェインで増強 研究チーム発表

コーヒーは苦手です。

http://mainichi.jp/select/science/news/20080805k0000e040035000c.html

 記憶や学習に重要な役割を果たす脳の「海馬」の神経細胞が、心筋の細胞が収縮するのと同じ仕組みで記憶を形成し、その働きがコーヒーなどに含まれるカフェインによって増強されることを、北海道大などの研究チームが明らかにした。研究チームは「認知症や記憶障害の薬の開発につながる可能性がある」と話す。5日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

 北大の神谷温之教授(神経生物学)らは、マウスの海馬の切片にカフェインを加えた。その結果、細胞内のカルシウムの濃度が高まり、30~60分間、神経回路の信号伝達が良くなった。

 カルシウム濃度が高まったのは、「2型リアノジン受容体」と呼ばれるたんぱく質の働きが高まったためとみられる。このたんぱく質は心筋細胞に多く存在し、細胞内の「小胞体」という小器官に蓄えられたカルシウムイオンを放出させ、心筋を収縮させる。研究チームは、心筋収縮と同様の仕組みで、海馬での記憶形成が増強されたとみている。

 カフェインには、筋肉を収縮させる働きがあることが知られている。神谷教授は「実験で使ったカフェインは高濃度なので、コーヒーを飲むくらいでは記憶への影響はない。だが、カフェインや同様の働きを持つ物質から、認知症などの薬を開発することができるかもしれない」と話す。【山田大輔】

(2008年8月5日 毎日新聞)

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認知症、2035年には2倍の445万人に 厚労省推計

「老老介護」から「認認介護」・・・忍者ハットリくん、思い出しちゃった

http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY200807050243.html

 全国の認知症高齢者の人数は05年の約205万人から、2035年には2.2倍にあたる約445万人になる、と厚生労働省研究班が推計を出した。増加は、埼玉県の3.1倍を筆頭に首都圏で大きく、愛知県や大阪府などでも2.5倍を超える見通しだ。

 在宅や病院、特別養護老人ホームなどを対象に80年代、認知症をもつ高齢者の割合を調べた実態調査を使い、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口から算定した。

 推計では、団塊の世代がすべて65歳以上となる2015年時点ですでに、05年の1.5倍の約302万人に上る。研究班の粟田主一・仙台市立病院神経精神科部長によると、主な増加要因は高齢化という。

 ただ、算定に使った80年代調査は当時の知見から、認知症とされた人はアルツハイマー型や脳卒中後の重症患者に限られていた。その後、診断技術が向上したほか、認知症の原因となる別の病気がみつかり診断基準が明確になっている。これらを考慮すると、今回の推計より患者数は増える可能性がある。

 また、現在は認知症に進む前段階の「軽度認知機能障害」も診断・治療できるため、対応が必要な高齢者はさらに増えそうだ。

 都道府県別推計では、35年時点で05年比の増加が最も大きいのは埼玉県の3.1倍。千葉県と神奈川県の2.9倍▽愛知県2.6倍▽大阪府2.5倍▽東京都2.4倍が続いた。団塊の世代が多く住むベッドタウンで増加が著しい。最も低いのは島根県の1.5倍。粟田部長は「地域の実情に応じて、都道府県や市町村ごとにきめ細かい対策を考える必要がある」と話す。(沼田千賀子)

(2008年7月6日 asahi.com)

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若年性認知症、全国で推計3万~5万人…国が実態調査

群馬の調査結果で全国を推計しちゃうんですね。2万1000人の差はデカいようなぁ・・・

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080705-OYT1T00446.htm

 若年性認知症について厚生労働省の研究班が群馬県で初めて行った本格的な実態調査から、全国の患者数が3万1000~5万2000人と推計されることがわかった。

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 旧厚生省研究班が1996年度に同県などで実施したアンケート調査での推定数より5000~1万4000人増えており、認知症の若年齢化が進んでいることが判明。若年性認知症の認知度が低いことから、公的支援が行き届いていない状況も浮かび上がった。

 厚労省研究班は2006年度から、先進的な研究者らのいる群馬、茨城両県で実態調査を始め、群馬県分のデータがまとまった。

 県内の医療、福祉施設など約2000か所へアンケートするなどして発症例を把握。その結果、65歳未満の若年性認知症の患者は男性302人、女性159人だった。平均年齢は56歳で、最も若い患者は21歳の男性だった。患者出現率は1万人中3・7人と、前回調査の3・2人を上回った。年代別の人口の推移などを考慮し、全国の患者数を推定した。内訳は、脳卒中などで起こる血管性認知症、アルツハイマー病の順だった。男性は血管性認知症、女性はアルツハイマー病が多かった。

 症状の程度は、「自立生活は危険で、ある程度の指導が必要」という中程度以上が7割と、前回調査より1割近く増えた。

 しかし、患者のうち障害年金受給者の割合は約4割と前回調査並みに低迷。00年度にスタートした介護保険でも、対象患者(40歳以上で頭部外傷などを除く)のうち4割近くがサービスを全く受けていなかった。

(2008年7月5日  読売新聞)

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若年痴呆症の疑い訴え/元茅ケ崎市課長支える会がビラ配り

認知症って周囲の理解が重要なんでしょうね。

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiijun0806633/

 万引行為で懲戒免職処分となり、若年認知症「ピック病」の疑いがあると診断された元茅ケ崎市課長の中村成信さん(58)=寒川町在住=の解雇撤回と、病気への理解を訴えようと、中村さんを支える会のメンバーが二十九日、JR茅ケ崎駅前でビラ配りを行った。

 中村さんは二〇〇六年二月、寒川町のスーパーで食料品を万引して逮捕され、約四十年間勤務した同市役所を解雇された。その後、複数の専門医の診断を受け、脳の前頭葉や側頭葉の萎縮(いしゅく)で発症するピック病との診断を受けた。

 メンバーら約二十人は通行人らに対し、中村さんの処分は不当であると訴え、四十-六十歳代の働き盛りを襲うピック病について知ってほしいと呼び掛けた。約五百枚のビラを配布した。

 同会は七月五日、JAさがみ茅ケ崎支店(同市新栄町)で「若年認知症『ピック病』を考える集い」を開催。市の公平委員会で進められている審議の進ちょく状況を紹介するほか、中村さん本人が思いを語る。

(2008年6月29日  カナロコ)

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